制作の秋
描いているミヤマカラスアゲハ。
桜の部分に手を入れ始めました。
会員展の作品も同時に作っています。
彫り始めはいつも緊張でドキドキ。
春頃に彫った作品と連作になります。
連作といえば。
最初にミヤマカラスアゲハを描いてからは、ずっとその世界観を追っています。
春と蝶をテーマとした連作という意味もありますが、自分の中はそれだけでは収まらない愛着も感じ初めています。
今年は思い浮かんでからとにかく描き出しています。
お陰で未完成の作品が作業部屋に点々と。
会員展が終われば今年の彫紙は2作、水彩が2つ、鉛筆画が一つ。
鉛筆画が終われば年内に5点は仕上げられることになります。
そして実は新作2点のラフスケッチも昨日できました。
目標は、その2点も年内におさめたい。
どれも大きくてもF6からB3サイズなので、そこまで大きくはありません。
そろそろB2サイズの作品も考えてはいるのですが、現段階はまだいっぱいいっぱいですね。
手が止まっていま二ヶ月を振り返ると、少し制作がのってきたように思います。
その二ヶ月の、ほんの少し前に
制作以外の時間に仕事など自分が熱を持って取り組んでしまったり
その割には人間関係でうまく踏み込めずなやんだり、制作もなんだかんだで手をつけられない時間が増えていったときに
これまで以上に自分は何て中途半端な人間だろうと感じました。
自分の人生に、自分の時間の使い方に責任感がなさすぎではないか?と。
仕事を取り組むことは間違いではないですが
ここで自分がしたいことも、できることの精一杯はもうしているはずで
それ以上のエネルギーはどこに費やすべきかをもう知っているはずなのに、と。
と、いうことで
少しずつ気持ちを取り戻せる状況ができてよかったなと思います。
以前からマツダケンさんの絵がすごくすごく好きで
それこそ手が動かないときはマツダさんの塗り絵本を見たり実際に塗ったりして、自分にとってのリハビリ時間として過ごしていました。
都内での大きい展示を終えられて、インスタライブでその内容話を聞いていると
一つ一つの言葉の重みとか、人に見てもらうことをとても真摯に受け止めてられていて
まだどこにも作品を発表してもいない私ですが、すごく身を引き締められる思いです。
池袋の展示行きたかったなぁ…
どこかで作品はお目にかかりたいです。
今月いっぱいは、彫紙作品に集中しようと思います。
それではこの辺で。