Decembersnow19

好きなものを描いたり載せたり。 2015年から彫紙アートの作品を作っています。FBやTwitterやっています。絵描きさん、作家さんからのコンタクトもお待ちしています。

学校という場所から改めて学んだこと(1)

こんにちは。

本日は夏のような暑さで驚いています。

梅雨の存在を飛ばしてもう海開きしてしまいそうな日照りです。

 

前回の記事で、少し自分の不調が出た話を書きました。

そのことも含めていくつかのことを今日は改めて書いていきたいと思います。

 

記事が飛び飛びだったので分かりづらかったのですが、私が「学校」と話して通っていたのは、三カ月間通う職業訓練校でした。

授業がとても速いスピードで、ついていくにも大変だったので、前回の記事では疲れが出てしまったんですね・・・。

結果から言うと、卒業は無事にできました。

そして最後に参加できた授業ではとてもいい思い出もできて、ほとんどの授業では思うような成績をだせませんでしたが、卒業をしたことで改めて、とても意義のある形を残せました。

 

ここからはかなり長くなりますが、この三カ月での出来事を伝えていきます。

 

そもそも職業訓練に通うと決めたきっかけは、すごく唐突でした。

 

昨年末で仕事を辞め、少しの間は絵を描いて過ごしていましたが、それも次第に手が止まってしまいました。

思う存分絵を描いていきながらも、じゃあ描いた絵をどうしたいか?という疑問がふつふつと湧いてきたんです。

変な話ですが、完成した作品をグッズにしたいとかDMを作りたいとか、そう思ってもパソコンの使い方が全くと言っていいほど分からないため、結果何もできなくて。

今は外注できる会社は沢山ありますが、すべていちいち頼んでいたらコストは無限だし、デザインは自分で決めたいし、何よりも描いた絵のデータ化、入稿の仕方までの仕組みがわからない自分に恥ずかしさもありました。

そう思うと、描いても描いても満たされなくなり・・・だんだんブルーな気持ちが深くなっていったころ、友人から

「今後の仕事を新しい世界で挑戦するなら、職業訓練を受けるのもオススメだよ」

と、言われたのが大きなきっかけでした。

オススメしてくれた彼女は、グラフィックデザイナーとして個人の活動をしていて、その独立前に職業訓練でWEB関連の授業を受けていたそうです。その経験から今の私に合いそうと考えてくれたようでした。

とはいえ、生活は大きく変えたかったものの、前述したように、パソコンの中身や仕組みからソフトの使い方も全く分からない自分にできることはあるのかな?と不安な気持ちのまま、翌週にはハローワークへいきました。

 

ハローワークにきて、かなり不慣れでオドオドしながら受付で「職業訓練を受けたくて、どんな内容のものがあるかを知りたい」と話すと、受付の女性が訓練校と授業内容が書かれた一覧のパンフレットをくれて、「よかったら少し話されていきますか?」と、親切にそのまま職員さんが対応してくれる窓口まで通してくれました。

その日からほとんどの来所で対応をしてくれた職員さんは特にとても話しやすく、この日も履歴書すら持っていなかった私に、丁寧にこれまでの職場環境や経験した業務のヒアリングをしてくれて、今後はどんなことをしたいかを聞いてくれました。

まだやりたいことがはっきりしていなかった私に、次は趣味や興味ある業種を聞いてくれました。

「絵を描くのがすきで・・・」

と話すと、優しく「いいですねえ」と笑いかけてくれる職員さん。

「興味・・・そういえば実は、ハンドメイドの通販サイトに興味があって・・・」

私がそう話すと、どことなく雰囲気が変わりました。

「ハンドメイド・・・作るほうですか?それとも企業にですか?」

と聞かれ、以前からミンネで作品の販売がしたかったことを思い出しました。

「作品の販売はしたいです。でも会社の仕組みにも興味があって。作家さんの売れ行き動向とか、作品の販売促進の形とか・・・」

そう話しながら、それまで憂鬱だった自分がそんな風に希望を感じていたことに、内心では正直驚きました。

すぐに職員さんはあるページを開いて

「それならここがよさそうですよ」

と教えてくれたのが、偶然にも友人と共通した「WEB関連」と言われる授業の学校でした。

WEB・・・絶対パソコンを使いこなす学校だよな・・・。

自分に入学なんてできるのかな?

と不安しかない私。職員さんからもパソコン技術レベルのチェックを受けましたが、初心者レベルの私をかなり心配されていました。

それでも当たって砕けろ精神というか、不思議とそのまま受講の申し込みをしようと決めることもできました。

できないからこそ、「できることを探して、まずはそこから始めよう」と、この時は素直に考えるられたのです。

緊張でいっぱいいっぱいになりながら受けた面接ではうまく話せなくて、「これはきっとご縁がないかな・・・」

と、すっかり油断していた私に、翌週の便で合格通知が届いたのでした。

 

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長くなりますので、次回に続きます。