見えなかった世界
夏頃から書いていたアゲハちゃん。
他の制作もあってここでキリよく一旦見切りをつけました。
タイトル:「羽化」
サイズ:F6
アクリルガッシュ(白)、鉛筆、ドローイングペンで描きました。
本来の自分の羽を押しのけて、まるで体から湧き上がるように咲いてきた蓮華。その花言葉は「信条」です。
ときには身動きとれないほど捕らわれてしまうも、その生きる姿が少しでも美しく描けたらいいなと思って描き出しました。
本来ならもう少し踏み込めそうな余韻がまだ残っています。
ですがこの子にばっかり構っているのもなかなか心苦しく。
額装しながら見えてきたイメージでまた今後考えていきたいと思います。
描きながら、なんだかこの子は随分と自分に似ているなぁと思いました。
私の中からこれまで思いもしなかった考えが次から次へと出てきて
本当はもうこれまでの決まった生き方があったはずなのに、そっちじゃない、本当に咲く場所はきっと他にあると堰き止めてしまいます。
どちらの姿も同じ大きさなので、考えれば考えるほど苦しい。
仕事のこと、家のこと、家族のこと。
昨年から沢山考えて。
そしてさらにこの数ヶ月はもっともっと考えてきました。
もう自分の気持ちに嘘はつけないし、もう安心した生き方もきっと選べないのだと思います。
とにかく描いて描いて、沢山描こう。
それから考えよう。
思わせぶりな文章になってしまいますが
きちんと形が出来次第、ここにまた書いていきます。
今日はちょっと、眠れそうにないので
久しぶりに読書をして過ごそうと思います。
それでは。