引き上げられるもの
先日、切り絵作家の下村優介先生の作品を見に、立川へふらっと立ち寄りました。
……同じ中央線でも、新宿から結構離れてるものだと気づかず、ちょっと遠かったです(笑)
下村先生の展示は切り絵作家さんの中でも、とてもスケールが大きい斬新なものが多くて
下絵の画力だけでなく作品の展開方法でも、とても刺激を受けます。
作品を広めて行く上で、ご自身もとても行動力があり、その勢いや姿勢には多くを学ばされます。
切り絵に限らず、彫紙も下絵のデザインが作品の良し悪しを決定するので
私自身ももっと描く力をつけなければと奮起しています。
正確には、見る力と考える力に近いのでしょうか。
なんにせよ、小さなことを丁寧に繋げていくことが大事だと思います。
展示作品の他に、今は再来月に挙式をするいとこのウエルカムボードを作っています。
こちらはお子さんが少し大きくなってからの結婚式というのもあり、内容は家族の似顔絵になるのですが
半年くらい人物を描いていないので、子供や家族の笑顔を描くということが、今はとても楽しいです。
堅苦しい言葉になってしまいますが
絵の未熟さを通して、私自身の未熟さも感じる今日この頃です。
絵に向き合う姿勢は、他人と向き合うことと良く似ていて
私自身の作品に向けた態度は、これまでの私自身の現れなんだなぁと。
自尊心が強かったり、甘えが大きかったり。
大事にすることを間違えて、それ故、壊すことによく似ていたり。
今は、あらゆることをじっと耐えて見ることも必要なんだと、改めて考えています。
制作に没頭したいところですが
仕事も繁忙期と欠員続きで勤務時間が、まぁ大変なことになっています。
なんでこんなに今年は忙しいんだろう………。
ぼやいても仕方ありませんが(笑)
厳しいですが追い込みをかけています。
それが今の私の支えなので。
さて、頑張ろう。