小さな実感
彫紙アートの資格講座が終わりました。
写真の中央は、最後に作ったタンブラー。
私自身のことで言えば、ここからはデザイナーあるいはアーティストの下積み期間となります。
資格の上としてはインストラクターの道もあります。
まずは技術をもっとつけてから、ゆくゆくその選択肢を視野に入れられたらとも思います。
今日は授業の最終日だったのですが、偶然にもベテランのインストラクターやデザイナーの方々の集まりに混じることができ、大きな発見もありました。
彫紙アートという、切り絵の中でも独自性のあるこの世界は、アートを知らない人から見れば、まだまだ知られていないことも多い世界です。
そもそも、イラストレーターやアーティスト、デザイナーという名前だけでも漠然とした中で、
「イラストレーター(絵を描く人)」と「デザイナー」の違いも世間の人から見たら曖昧だったりします。
私は自分の作品が、より良いものにしたいのと
沢山いるアーティストの中で、自分も何かしら活動をしていきたいという、これまた漠然とした気持ちでいました。
友人にその話をしたところで、そもそも彫紙アートという言葉にピンとこないというのは、わかっていました。
ならばそれを自分が表現すればいいと、甘く見ていました。
今日集まった人たちは、もっと世間に彫紙アートを知ってもらおうと、日々奮闘している人たちで、その気持ちの熱といったらもう。
でも改めて、そういうことなんだと分かりました。
彫紙アートを知られていない中で、そのデザイナーの活動をしていくというのは、あまりに不透明すぎるんだと。
その人たちの努力のおかげで、近年はテレビ番組で取り上げられるまでになりましたが、やはり継続して作品を作り続けるのは僅かな人たちで
そのわずかな人の力で、新たに技術を伝えていく。
正直、そういうのを胡散臭いと思う人も少なくないと思います。
それほどお金にならないアートで、なんの意味があるの?と。
そんな私も、SNSで実業家のセミナーの広告を見ると、同じ気持ちになりました。
形はだいぶ違いますけど、認知がされていないから、信頼性や感動が薄いという意味で似ています。
新しいことを始めるって、そういうものなんだなって。
そうなれば、やっぱりこの世界はやりがいがあるはずなんだなと。
とても深い世界観を見られた1日でした。
最後に。
自分のオリジナルの作品を描くなら、サインを考えなさいと言われて
何度かここでも書いたサインを見せたら、先生からやんわりダメ出しをされました(笑)
確かにあれでは、突っ込みどころ満載。
先生にアドバイスをしてもらって、練り直し。
これが自分の中で定着するといいのですが。
マニアックな上に長文な記事になりました(笑)
明日も頑張ろう。