動く油絵
先月末、学生時代からの友人(もう十数年越し)と映画を見てきました。
「ゴッホ 最後の手紙」という映画。
実写で撮影したフィルムから、油絵タッチに描きあげ、さらに加工し直した画期的な作品でした。
ペイントされた油絵の具が動く様子がとても素敵でした。
ストーリーは、ゴッホが亡くなった翌年での時間軸で、ゴッホに関わった人たちからゴッホ自身のビジョンを見出すというもの。
ゴッホ自身の主観ではなく、生前の彼に関わった人たちの視点から描かれていたのも魅力的的でした。
上野では吹き替え版でしか公開していなくて、知らずにみたら主人公が大好きな山田孝之くんでした(笑)
でもやっぱり、映画の口元の動きや表情、時代背景からしても字幕版が見たい。
ので、公開に間に合わなければDVD発売を待とうと思います(笑)
この日は映画の後に足湯カフェ、星乃珈琲でスイーツを堪能しました。
友人との近況話にも花が咲き、これだけ沢山の時間を話したもの久しぶりでした。
私の彫紙アートでの動きも応援してくれて、以前よりずっと心身ともに健康的になったねと言われました。
でも多分それは、それまでのことがあってこその事なんだとも感じています。
健康的とは言えなかった時の私は、足りないものを自分で作ろうという努力をしませんでした。
目の前のことで精一杯という言い訳を盾にして、自分を正当化していました。
さらにはそれを人に押し付けてすらいました。
これだけの情報社会で、これだけツールに溢れた時代で、これだけ最低基準でもきちんとした生活ができる環境で生きられる中で、微力ながらにもできることはあるということを、作品を通して知ることができました。
私は今になって自分と向き合う、人と向き合うということを学んでるのだと思います。
最近、またとある人の展示に足を運ぶことができました。
その話はまた後日。
年末は気持ちをしっかり整えつつ制作していきます。