ことり
今年の年賀状に作った鳥の作品です。
も、もう5ヶ月前になるのか……
時が経つのは本当に早い。
鳥の顔のアップ。
この時、くちばしの立体感を出すのを忘れたまま印刷しました(笑)
前回載せた、蝶の作品に比べて
この鳥のほうが紙の重なりが綺麗に出てますね。
羽の部分とか。
いい意味で彫紙らしさが出始めているなと、後から思ったり。
前回作った蝶と、この鳥の経験から、今年の展示作品をどうしようかなぁと練っています。
本当は人のモチーフも取り入れたいですが
規制された画面のサイズだと難しいなぁと。
ただ一つは、前回より作品の質をあげたい。
それだけです(笑)
髪を切った帰りに本屋で、小川洋子さんの「ことり」という本を買いました。
「まぶた」、「博士の愛した数式」、「冷めない紅茶」以来、久しぶりに手に取りました。
変わらず繊細な人物像や美しい背景の描写に惹き込まれます。
「アルジャーノンに花束を」に通じる世界観や、映画「バーディ」と重なる物語で、とても好きな作品だなと感じています。
随分と本は読んでいなかったので
空っぽの自分の中に染みわたっていく、本当にその言葉通りです。
読書時間も、大切にしたいですね。
映画「バーディ」は、動物愛護や戦後のアメリカを強く訴えた作品で、胸が苦しくなる作品ですが
こちらも、とても美しい内容の作品です。
若きニコラス・ケイジが懐かしいです。
梅雨が近づいて、もうすぐ暑い夏を追い越してしまいそうですね。
昨年読みかけて止めてしまった本も、読み終えたいです。
ではでは、また新たな作品とご一緒に、近々更新します。