Decembersnow19

好きなものを描いたり載せたり。 彫紙アートの作品も作っています。

制作と再会

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とても小さい作品ですが


今月の22日から三週間ほどの期間で開催される、地元の市民美術展に出品しています。


きっかけは、中学の頃にお世話になった先生の存在でした。


毎年、年賀状のやり取りをしていて、今年の年賀状を彫紙の作品を印刷したデザインのもので送ったところ、市民美術展の会員でもあった先生からのお誘いを頂きました。


実はこの先生には、私自身も深い思い出がありました。


昔から古い美術が好きだった私にとって、その興味ある分野について
共感できる友人もいなく、少しだけ退屈というか、寂しいような時期がありました。
当時は15歳という年齢だったので、そのギャップはまぁ無理もないかなと。


今でもはっきり覚えています。
全く美術に関係のない選択授業で、当時の先生は音楽の授業をしていました。

私は美術の次に音楽も好きなので、もっと音楽の授業に触れたかったのですが、自習のような、自由な時間帯になると、私を含めたグループの女の子たちは、ただおしゃべりをするだけで、それが嫌でした。

一応、そのグループの子たちに合わせているつもりでしたが、無意識に先生は何かを感じ取ったのかもしれません。


ふいに私の隣にやってきて、柔らかい仕草で椅子に座ると、何気なく話をかけてきました。


その時迫っていた期末テストの話や、本当はもっと色々な音楽を聞きたいこと。初めて話したけれど、とても自然体で話せたのを今でも覚えています。


その中で先生は、当時美術部で活動していた私に

「いつも美術部ではどんな絵を描くの?」と聞いてきました。

そんな質問をされるとも思わなかったので、きょとん、としながらも答えると


「私もね、音楽を教えてはいるけれど、絵を描くのがとても好きなのよ」と、にっこり答えてくれました。

美術の顧問の先生ですら、そんな風に歩み寄ってくれなかったので、その時は本当に嬉しくて。

どんな絵が好き?とか、絵を見るとどんな風に考えたりする?
と聞かれて、自分なりに話してみたら

先生も嬉しそうに聞いてくれて、私に絵を描き続けるよう応援してくれ、色々な相談にも乗ってくれました。


中学の卒業アルバムには、約束よと微笑みながら

「一緒にいつか美術展へ作品を出そうね」と書いてくれました。


絵が描けなくなった時も、時折思い出しては、この時の先生とのやり取りが支えになりました。


その約束を、17年越しになりましたが
やっと果たせました。


搬入の祭に、本当に久しぶりにお会いできた時は

さすがに私も目が潤んでしまい、そんな私に先生も少し驚いていました(笑)



この美術展では、油絵の大作を出している会員の方がほとんどなので、私の作品はとても小ぶりで幼いものですが
その、大作の人達の作品を見て感動するのと同時に、

改めてまた、次の作品へのエネルギーや意欲が湧くきっかけとなりました。



とても恵まれた機会を頂けたと思います。




本場の彫紙アート展も、今年は例年より早めの開催となったため、そろそろ新作を考えなければなりません。


それ以外にも、頼まれている作品や


来年にはグッズ販売を考えているので、その試作品づくり、などなど。



もちろん彫紙だけでなく、水彩や鉛筆もまたやっていく予定です。

最近はめっきり、鉛筆作品がないですが………。




絵を描いていくことの大切さを、改めて感じています。



もう会えないけれど
本当ならこのことを一番に伝えたかった人もいます。


そう思う一方で、次は今よりいい作品を作りたいなと、そう思う今日この頃です。



年明けから幾つか作品を作っていたので、次回の記事ではそれを載せられたらなと思います。


長くなりましたが、今回はこの辺で。