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ひよこの眼

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最近漠然と自分が感じていることがなんなのか、不意につかめそうで掴めないような、ふわふわした感覚をつよく感じることがあります。

私たちには体があって意思があって、日々生きているけれど、存在そのものに本当は実体なんてないということ。

若ければやみくもにも、無茶苦茶にでもそれを払って自分を取り戻せる気がしていたけれど、どうしてかそれを思い出しては可笑しくすら思ってしまう自分がいます。


ただ言うなれば、自分が過ごしてきたことの解釈を、
それこそ一人図書室で本を読むような子供だった頃を、「ひよこの眼」を読んで辻褄が合った気がしました。


作品の少女漫画的雰囲気は快くないけれど、物語のキーマンである、相沢の放つ言葉や空気がなんとなく伝わったような気になりました。


あと、梶井基次郎の作品を読んでみたり。



昔の作家は短命な人が多いせいか、尚ひどく繊細で敏感な感性を持っているように思います。



彼らを捉えてしまうものが、普遍的であり日常と隣り合わせだったとしても、そう解さないのは世の常なのでしょうか。



ナルニア国が本棚の裏にあるように、非現実的な世界はこの世界の表と裏のように密接で、多くの人がそう夢見ているのにも関わらず、誰もそれを信じようとはしないのだと。


それは良くも悪くも。



近頃、風が強いです。春風なのでしょうか。


職場のそばの川沿いでは、桜がもう咲き始めているそうで。



早いなぁ。



カメラをもって、出かけたい。