欠落オートメーション
「いつどんな時どんなタイミングで
僕はそれを失ってしまったんでしょう?
深層心理を探ったところで
なんの意味もなくて」
数日前に、買わないと決めていた睡眠薬に手を出してしまいました。
どうしても、身体中の軋むような、内側からの痛みに耐えられないのです。
買っただけで、服薬はまだしていません。
開けてもないままで、それこそ意味もないことなんだけども、「ある」のと「ない」のでは、痛みが全く違っていて。
「周りが思うよりもっとずっとすごいスピードで物事は動いてるんだ」
「気づけきゃもう今日は終わっていて
求めていた日々はこんなもんだったっけ?」
これでは治るというのにはほど遠くて。
それでも私を救おうとしてくれた世界は、驚くほど美しくて、全てがゆっくりで、光がそこにあることに初めて気づいたような感覚だった。
落ちた水の中で水飛沫を見てるような。
声をあげて笑うことを思い出して、それが翌日の自分の体にどれだけ痛みを和らげるか。
私の大切な人たちは、それをよく知ってくれているかのように、当たり前のようにしてくれて。
また悲劇のヒロイン気取りって言われるかな(笑)
もう少し、ほんとにあと少しのところで。
「何もしない」
「何もできない」
この場所から、早く立ち上がりたい。