そして、告知
会員展になります。
今年も参加させて頂きます。
まだまだ幼い作品ですが。
入場料は無料です。
今年こそ在廊したかったのですが
青森まで飛ばないといけないため、今年も設営のみの参加になります。
ご興味頂けましたら、ぜひ。
切り絵の立体作品とも言われる彫紙アート
もっと沢山の人に見ていただけたら、大変嬉しいです。
この展示が終わりましたら
私も作家活動の一環に入ろうと思います。
まずはグッズづくりなどから。
これからも沢山の人と出会えたらいいなと思います。
仕上げ
完成、そして額装しました。
今回はマットに挿し色で赤を入れてもらいました。
ただのホワイトのマットが入るより、雰囲気も変わって見えます。
額装の大切さを、身にしみて感じるようになりました。
残すところはウェディングボードのみ。
こちらも、明日には額が届く予定なので
頑張って仕上げます。
やることが盛りだくさんです。
制作の話
前回の下絵の作品です。
制作途中の写真を、久しぶりに。
約半年前から蝶の作品を作り始めて、5つめです。
一個はボツになりましたが……。
前回の下絵から作り始めたこの作品も、一度完成させましたがボツにしました。
いくつか線の修正と紙の色を選び直して、今に至ります。
なんとか今月には完成できそうです。
まだ油断はできないけれど、とりあえずホッ^_^;
夏ですが、今年はどこにも遊びに行かず
休日はずっと家で作業しています(笑)
8月に入ってからは特に休日以外で
帰宅後と出勤前にそれぞれ数時間作業してる状態です。
こんなにストイックになったのは、どれくらいぶりでしょうか。
真正面から見てみると紙の種類がそれほど見えませんが、今回も20枚の紙を使っています。
真ん中の蝶は、その中での5、6枚です。
めくるとこんな感じです。
レリーフっぽいところ
額装しちゃうと伝わりづらいですが
「彫紙アート」は、重ねた紙をこうやって下まで切り込んでいくことで「彫る」というネーミングを使われています。
一枚の紙ではなく、様々な色をこうして組み合わせられるのが、彫紙アートの醍醐味の一つでもあります。
今年は去年より密度の濃い作品にしたく、ここまで細かくしました。
(とはいっても、会場ではもっと作品の細かい人が沢山ですが)
超えたい階段はただほんと少し。
去年よりも、良い物を作ること。
そして来年の目標に繋がる作品にすること。
完成後は、また後日。
近々、展示の告知も合わせてここに書きます。
それでは。
描く
展示作品のアイデア、その後です。
要素を取捨選択して、さらには無駄を削ぎ落として、ひたすら削ぎ落として。
ここまでまとめるのにさえ、とっても苦戦しています。
ウェルカムボードとの両立制作なので
かなりタイトなスケジュールです。
今日までの1週間、今までに感じたことのない無気力に陥っていました。
ベットから出られない日も一日だけでしたが、あった時はほんとにもう駄目かと思いました。
なんとか脱出できてよかった…。
現実逃避に女の子を描いたり。
太眉の子が好きです。
走り書きだから線があまり綺麗じゃないな(^_^;)
前回の記事で書いた下村先生や、最近ファンになったイラストレーターさんの活動ぶりにエネルギーを頂きながら
引き続き私も描きます。
引き上げられるもの
先日、切り絵作家の下村優介先生の作品を見に、立川へふらっと立ち寄りました。
……同じ中央線でも、新宿から結構離れてるものだと気づかず、ちょっと遠かったです(笑)
下村先生の展示は切り絵作家さんの中でも、とてもスケールが大きい斬新なものが多くて
下絵の画力だけでなく作品の展開方法でも、とても刺激を受けます。
作品を広めて行く上で、ご自身もとても行動力があり、その勢いや姿勢には多くを学ばされます。
切り絵に限らず、彫紙も下絵のデザインが作品の良し悪しを決定するので
私自身ももっと描く力をつけなければと奮起しています。
正確には、見る力と考える力に近いのでしょうか。
なんにせよ、小さなことを丁寧に繋げていくことが大事だと思います。
展示作品の他に、今は再来月に挙式をするいとこのウエルカムボードを作っています。
こちらはお子さんが少し大きくなってからの結婚式というのもあり、内容は家族の似顔絵になるのですが
半年くらい人物を描いていないので、子供や家族の笑顔を描くということが、今はとても楽しいです。
堅苦しい言葉になってしまいますが
絵の未熟さを通して、私自身の未熟さも感じる今日この頃です。
絵に向き合う姿勢は、他人と向き合うことと良く似ていて
私自身の作品に向けた態度は、これまでの私自身の現れなんだなぁと。
自尊心が強かったり、甘えが大きかったり。
大事にすることを間違えて、それ故、壊すことによく似ていたり。
今は、あらゆることをじっと耐えて見ることも必要なんだと、改めて考えています。
制作に没頭したいところですが
仕事も繁忙期と欠員続きで勤務時間が、まぁ大変なことになっています。
なんでこんなに今年は忙しいんだろう………。
ぼやいても仕方ありませんが(笑)
厳しいですが追い込みをかけています。
それが今の私の支えなので。
さて、頑張ろう。
新しい作品
秋の展示会作品を書き出しています。
今回も蝶です。
実際に蝶の作品を作り出してからは、半年くらいでしょうか。
色々失敗したりしながら、ただより良くしていくのみです。
一つのモチーフを、ずっと作り続けることは大切なことだと、以前の先生は話してくれました。
一欠片ほどの答えかもしれませんが、少しは見えているような気がします。
5月、9月と続けて作品を作るのは、結構ハードです(笑)
そのおかげで、モチベーションや集中力が鍛えられてきています。
自分の描き方の何が悪いのか、どこらへんの意識が甘いのか。
一枚一枚繰り返すこどで、具体的に見えてきます。
ほんのちょっとの差で、大きく変わることもあれば、見えないような小さな変化もあったり。
何ごとも、研究していくと、知識や理解の幅も広がりますね。
知識と言えば。
スクールや展示でのあとに発見や反省点をまとめたノートがあるのですが
読み返してみると、少し面白いです。
どんなに経験を積んでいても、小さなことほど気づけば大きな驚きだったりして。
実はそれが大事なことだったりするんだろうな…と思う今日この頃です。
これだけの制作の集中力を持てるようになっただけでも、去年とは大きく違うことだなと思います(苦笑)。
描けずに悶えながら、乗り越えていくと
楽しさや開放感が味わえるのもまた、面白いことです。
ことり
今年の年賀状に作った鳥の作品です。
も、もう5ヶ月前になるのか……
時が経つのは本当に早い。
鳥の顔のアップ。
この時、くちばしの立体感を出すのを忘れたまま印刷しました(笑)
前回載せた、蝶の作品に比べて
この鳥のほうが紙の重なりが綺麗に出てますね。
羽の部分とか。
いい意味で彫紙らしさが出始めているなと、後から思ったり。
前回作った蝶と、この鳥の経験から、今年の展示作品をどうしようかなぁと練っています。
本当は人のモチーフも取り入れたいですが
規制された画面のサイズだと難しいなぁと。
ただ一つは、前回より作品の質をあげたい。
それだけです(笑)
髪を切った帰りに本屋で、小川洋子さんの「ことり」という本を買いました。
「まぶた」、「博士の愛した数式」、「冷めない紅茶」以来、久しぶりに手に取りました。
変わらず繊細な人物像や美しい背景の描写に惹き込まれます。
「アルジャーノンに花束を」に通じる世界観や、映画「バーディ」と重なる物語で、とても好きな作品だなと感じています。
随分と本は読んでいなかったので
空っぽの自分の中に染みわたっていく、本当にその言葉通りです。
読書時間も、大切にしたいですね。
映画「バーディ」は、動物愛護や戦後のアメリカを強く訴えた作品で、胸が苦しくなる作品ですが
こちらも、とても美しい内容の作品です。
若きニコラス・ケイジが懐かしいです。
梅雨が近づいて、もうすぐ暑い夏を追い越してしまいそうですね。
昨年読みかけて止めてしまった本も、読み終えたいです。
ではでは、また新たな作品とご一緒に、近々更新します。