反省点とか
展示が終わり、一息つくかと思えば今度は職場の繁忙期に入りました。
最後の記事を書いたあたりから、帰宅後にベッドへ倒れこむような生活が続いています。
たった8時間しか働いてないのに、この疲労感は何なのか(^^;
しばらくモヤモヤしていましたが、考えてみたら秋ごろからお客さんの流れが増えたりと、それはそれで中々の多忙さ故だったのでした。
展示の結果は本当に残念でした。
人物も、思ったより自分のデッサンが生かせなかったり、いろいろと足りないものがはっきり見えました。
それでも彫紙は、きちんと終わらせれば形になるというのが、私にとっては大きいものでした。
まずは一歩一歩です、ね。
あれから人物の絵の研究も見直したりと、地道に作業してましたが、ここにきて疲労のためペースダウン。
というより、疲労感に負ける自分の弱さが本当に嫌で。メンタル弱すぎ。
でもとりあえず今月は、自分のモチベーションを見直す意味でも休息期間にしようかなと。
今日は、今月中に取り組む作画のリストを見直して、作業時間の調整に入りました。
来月は、とある展示を見に行きます。
その感想も、また書けたらと思います。
残り少ない今年も、丁寧に過ごしたい。そんな今日この頃です。
新しいスタート
ようやくポートフォリオを、作り始めました。
年末までにとりかかればと思っていましたが、最近人と関わることが増え始めたこともあり、作品に話題が触れたときのためにも便利だなと思いまして。
とは言っても、まだ身近な人へ見せるものしか出来ませんが(^^;
以前、参加させて頂いたミレージャギャラリーさんでの作品から、人へ譲った作品など、
そして彫紙アートで学んでいること、など。
彫紙アートそのもので言えば、アートという分野ではまだ漠然としつつも、作品を見た人からの受け止め方はかなり良い意味での感想が多いようです。
今回の展示会の作品では、言うほど自分の意図を出しきれなかったので、今後はもう少し作品のコンセプトを絞りたいな、というのが一つの答えです。
今後の方向性は一つ決まったので、あとは思考錯誤しながら、これだ、と思う表現が見つかればいいなと思います。
一時は彫紙アートならではの、全く新しい感覚をだそうとしましたが、やはり厳しいものがあり。
これも因果なのか、半年さんざん悩んで、戻った答えはむしろ「これまでの経験を生かす」選択でした。
作品のイメージが湧き、それを人に伝える度に、ずっとしまっていたものが放たれていくのを感じます。
デッサンを学んでいたころだけでなく、描けないと鉛筆さえ握れなかった時期は、自分をよく責めましたが
描けなくても思い描いていたものというのはあって。
それが繋がり始めた今、これはこれで、少なくともこの5年間は自分なりの経験値になったのだと、今感じています。
それでも、これからの自分にも必要なのもまた新しい経験値です。
今度は、より人に見てもらう、という経験値で。
なーんて選らそうに書いてるけど、まだアイデア書きを始めたばかりです←
1日1日、少しずつ枚数を積み重ねていくしかないです。
見てくれる人がいるかどうかなんて以前
の話ですね(^^;
恥ずかしい…………。
枚数を重ねていくことは、多分きっと、どこかで1日1日を大切にすることにも繋がるんだと思います。
そう思って、また新たな作品を作っていきたいと思います。
明日は展示会最終日です。
秋。
夏の暑さはどこへやら。
すっかり長袖の季節になってきました。
今日は搬入の日です。
わかってはいたけど、やっぱりちょっと緊張します(笑)
あのすごい方達と、自分の作品を並べる日が来るなんて。
はてさて。
半年続けた作品が一つ終わったわけなので。
新しいのを早速練り込んでいます。
というか、アイデア幅を広げる研究をしたり。
その中で、紙にこだわらずまた水彩をやったりしながら、かっこつけて言うと、原点に戻るという感じでしょうか。笑
その中で、ピンとくる表現をひたすら探すような感じです。
描いていきながら、それほど多くはなくても閃きを感じるようにもなり。
その感触を取り戻すのも、同じく一年かかったわけなんですね。
そういう意味では、やっぱり長い一年だったなぁ。
長いこと、悩む=苦しいと思い込んでいましたが、悩む時ほどやはり脳を使い、新しいものを発見したり気づいたりすることってすごく良いなと、今は思うようになりました。
今年は音楽と、食べること、絵を描くことに心地よさを少しずつ感じるようになり。
そういう感覚を、これから枝のようにもっともっと伸ばしていけたらいいなって思います。
さて、ぼちぼち準備するかな。
5年ぶりの
展示会参加の告知となります。
きっと、しっかり埋もれてる事でしょう(笑)
それでも、参加できるだけでも本当に幸せなことです。
最近また、ジャズにはまっています。
特にピアノジャズ。
ずっと応援していたピアニストの方が、メジャーデビューするという朗報を聞いて
すごくハッピーな気持ちです。
その人の音を、最近は頻繁に聞いては気持ちをリセットしています。
安堵
前回の記事でも書いた 、展示作品が完成しました。
本当に長かった……でも今となっては、あっという間でした。
来週にはいよいよ、額装です。
この日は、最後のパーツのカットが終わるのを、先生に見届けてもらう形で終了(笑)
いや、大げさとか、比喩とかでなく。
本当に大変でした。
カットしていくのに、グリップで留めても紙がずれるアクシデント
紙のパーツが分離するアクシデント
オーバーカットのミス
何度、先生を困らせたかも分かりません(多汗)。
実際に今までの生徒さん指導の中でも、一番焦ったそうです。
「いや~完成するもんですね~」って(笑)
正直なご感想を頂きました(笑)
実際もう出せないかもって、何度弱気になったかも分かりません。
安心やら何やらで、帰ってから少し涙が出てしまいました。
今の力を出しきれたことで、次にどう表現したいかを考えることもできそうです。
作品の全体図は、額装や会場入りしてから、ここへ載せたいと思います。
ようやく、純粋に楽しみでいられそうです。
あ、DM配らないと……。
現在、実験的に作業している蝶です。
羽の模様がなかなか細かいです。
10月は、また新しい気持ちで過ごせそうです。
頑張ろう。
恐さ
展覧会参加の手続きを終え、頼んだDMも届きました。
制作も、コツコツと完成へ向かっています。
とは言え、本当の完成を迎えるまでは安心できませんが。
気づけばもう、この作品とは半年向き合っていることになります。
私自身、一つの作品をこれだけ長い時間をかけて完成させるということは、今まで一度もありませんでした。
(取りかかるまでに時間がかかったことは、幾多あったけれど)
完成に向かってるという点で、これまでに感じたことのない恐さを実感しています。
一つは、制作においてひとしお愛情をかけた作品が、自分の手から離れること。
作品は、完成すれば独立したものになります。
完成前は、どうやったら言いたいことが伝わるだろうと悩んだ作品でも、完成すれば自ずとそれは、何かしら「表現」してくれるものです。
それが、自分の思いと噛み合ってるかは別として。
なので私がこの作品へ込めるものは、この時点でもうなくなります。
もっと正確に言えば、それはずっと前から、つまり下絵の時点でも同じなのですが。悲しいことにも、まだ手を加えられるうちはと、錯覚してしまうものなのです。
そしてもう1つは、前述したことよりもっとエゴに近いもの。
今の力量の全てと、これまで制作に携われなかった時期のことも含め、熱意とか意気込みは全て注ぎ込んだと言っても過言ではなくて。
そういった生徒さんは珍しくないらしく、やんわり先生は、例に違わず私も「燃え尽きる」ようなことがないか心配しています。
なので、はよ新しいの考えてと言います(笑)
新しい作品は考え始めています。
それでもこうして向き合う場面というのは、自ずと訪れるのだなと感じています。
他人から見れば、たいした大作でもなかろうにとは自分でも思うほどです。
きっとそんなのも、最初だけ、つまり展示作品として初めてだからのことなのですが。
いったい誰に、こんなことが言えるでしょうか(笑)
自己満足なのも分かっています。
自分でもちょっと、気持ち悪いくらいで(笑)
初めての参加で、初めての会場。
終われば作品が手元に戻るように、私の中にも何か、答えは返ってくるのかな。
例えば新しい世界観とか。
そんなことを、ふと思いました。
神保町へ
だいぶ今更という感じですが、紙の見本店である竹尾さんへ足を運びました。
画材屋さんで見るより、はるかに色味も材質もあって、なかには紙に見えないものまで。
とても面白かったです。
授業の前の合間で言ったので、あまり時間はありませんでしたが、それでも楽しく見れました。
見ながら、次の作品のヒントになったり。
2階はショウルームになっていて、今回は紙とLED電気が組み合わせた展示になっていました。
銀ナノインクという、とても小さい銀の粒子が含まれたインクを印刷することで、取り付けられた小さな電球へ電気が送れるようになります。
電気を通す回路を作るための作業行程で、溶接などを行うエッチングに比べて費用も大幅に下げられ、また用途がとても幅広いため、工学に限らずあらゆる分野で取り入れられる技術になっているとのことです。
これは私の見解かも知れませんが、紙を扱うデザインは、時に光の加減を味方につけたくなります。
切り絵にバックライトを当てて影絵に見えるようにするやり方など、様々なクラフト作家さんが光をテーマに制作をしてきたと思います。
その中でも、この技術はとても興味深いものがありました。
実際、展示されていた方達のアイデアも、すごく共感できる部分があったり。
切り絵をスタンド状の立体にして、ライトアップっぽくしたり。
(やっぱりそこは外せないですよねー、みたいな。笑)
この銀ナノインクが印刷できるものである以上、絵を描くように自由に形を選べるところも、魅力的です。
上の写真からは見えませんが、紙に蛍がいて、おしりの部分が光るようなデザインになってる作品がありました。
この季節にもぴったりで、なんかグッとくるものがあったり。
……… 今さらだけどオリンパス持っていけばよかった〇| ̄|_
そしてそのまま新宿へ。
制作も、終盤へと入っています。
あとはやりきるだけなのですが、これもなかなか苦しいところ。
山場を越えたあとの疲労感というのでしょうか(笑)
数ヶ月単位で一つの作品を作るということ自体が初めてなので(アイデア出しから考えれば半年………)、まさに生みの苦しみというのはこれなのかなと。
早く終わって欲しいような、終わって欲しくないような。
難しいところかな、と。笑
とりあえずは、進めるべきことを、一つ一つ。
どうか、無事に完成しますように。