Decembersnow19

好きなものを描いたり載せたり。 2015年から彫紙アートの作品を作っています。FBやTwitterやっています。絵描きさん、作家さんからのコンタクトもお待ちしています。

秋。

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夏の暑さはどこへやら。
すっかり長袖の季節になってきました。



今日は搬入の日です。
わかってはいたけど、やっぱりちょっと緊張します(笑)


あのすごい方達と、自分の作品を並べる日が来るなんて。




はてさて。

半年続けた作品が一つ終わったわけなので。

新しいのを早速練り込んでいます。



というか、アイデア幅を広げる研究をしたり。

その中で、紙にこだわらずまた水彩をやったりしながら、かっこつけて言うと、原点に戻るという感じでしょうか。笑



その中で、ピンとくる表現をひたすら探すような感じです。



描いていきながら、それほど多くはなくても閃きを感じるようにもなり。



その感触を取り戻すのも、同じく一年かかったわけなんですね。


そういう意味では、やっぱり長い一年だったなぁ。


長いこと、悩む=苦しいと思い込んでいましたが、悩む時ほどやはり脳を使い、新しいものを発見したり気づいたりすることってすごく良いなと、今は思うようになりました。




今年は音楽と、食べること、絵を描くことに心地よさを少しずつ感じるようになり。


そういう感覚を、これから枝のようにもっともっと伸ばしていけたらいいなって思います。



さて、ぼちぼち準備するかな。

5年ぶりの

展示会参加の告知となります。



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きっと、しっかり埋もれてる事でしょう(笑)



それでも、参加できるだけでも本当に幸せなことです。






最近また、ジャズにはまっています。

特にピアノジャズ。


ずっと応援していたピアニストの方が、メジャーデビューするという朗報を聞いて


すごくハッピーな気持ちです。



その人の音を、最近は頻繁に聞いては気持ちをリセットしています。

安堵

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前回の記事でも書いた 、展示作品が完成しました。

本当に長かった……でも今となっては、あっという間でした。


来週にはいよいよ、額装です。


この日は、最後のパーツのカットが終わるのを、先生に見届けてもらう形で終了(笑)


いや、大げさとか、比喩とかでなく。
本当に大変でした。

カットしていくのに、グリップで留めても紙がずれるアクシデント
紙のパーツが分離するアクシデント
オーバーカットのミス

何度、先生を困らせたかも分かりません(多汗)。

実際に今までの生徒さん指導の中でも、一番焦ったそうです。

「いや~完成するもんですね~」って(笑)
正直なご感想を頂きました(笑)


実際もう出せないかもって、何度弱気になったかも分かりません。

安心やら何やらで、帰ってから少し涙が出てしまいました。



今の力を出しきれたことで、次にどう表現したいかを考えることもできそうです。



作品の全体図は、額装や会場入りしてから、ここへ載せたいと思います。


ようやく、純粋に楽しみでいられそうです。



あ、DM配らないと……。



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現在、実験的に作業している蝶です。


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羽の模様がなかなか細かいです。




10月は、また新しい気持ちで過ごせそうです。

頑張ろう。

恐さ

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展覧会参加の手続きを終え、頼んだDMも届きました。


制作も、コツコツと完成へ向かっています。

とは言え、本当の完成を迎えるまでは安心できませんが。




気づけばもう、この作品とは半年向き合っていることになります。


私自身、一つの作品をこれだけ長い時間をかけて完成させるということは、今まで一度もありませんでした。
(取りかかるまでに時間がかかったことは、幾多あったけれど)


完成に向かってるという点で、これまでに感じたことのない恐さを実感しています。


一つは、制作においてひとしお愛情をかけた作品が、自分の手から離れること。

作品は、完成すれば独立したものになります。


完成前は、どうやったら言いたいことが伝わるだろうと悩んだ作品でも、完成すれば自ずとそれは、何かしら「表現」してくれるものです。

それが、自分の思いと噛み合ってるかは別として。

なので私がこの作品へ込めるものは、この時点でもうなくなります。

もっと正確に言えば、それはずっと前から、つまり下絵の時点でも同じなのですが。悲しいことにも、まだ手を加えられるうちはと、錯覚してしまうものなのです。



そしてもう1つは、前述したことよりもっとエゴに近いもの。


今の力量の全てと、これまで制作に携われなかった時期のことも含め、熱意とか意気込みは全て注ぎ込んだと言っても過言ではなくて。


そういった生徒さんは珍しくないらしく、やんわり先生は、例に違わず私も「燃え尽きる」ようなことがないか心配しています。


なので、はよ新しいの考えてと言います(笑)


新しい作品は考え始めています。

それでもこうして向き合う場面というのは、自ずと訪れるのだなと感じています。


他人から見れば、たいした大作でもなかろうにとは自分でも思うほどです。



きっとそんなのも、最初だけ、つまり展示作品として初めてだからのことなのですが。



いったい誰に、こんなことが言えるでしょうか(笑)


自己満足なのも分かっています。

自分でもちょっと、気持ち悪いくらいで(笑)




初めての参加で、初めての会場。


終われば作品が手元に戻るように、私の中にも何か、答えは返ってくるのかな。
例えば新しい世界観とか。


そんなことを、ふと思いました。

神保町へ

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だいぶ今更という感じですが、紙の見本店である竹尾さんへ足を運びました。


画材屋さんで見るより、はるかに色味も材質もあって、なかには紙に見えないものまで。
とても面白かったです。


授業の前の合間で言ったので、あまり時間はありませんでしたが、それでも楽しく見れました。


見ながら、次の作品のヒントになったり。



2階はショウルームになっていて、今回は紙とLED電気が組み合わせた展示になっていました。

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銀ナノインクという、とても小さい銀の粒子が含まれたインクを印刷することで、取り付けられた小さな電球へ電気が送れるようになります。


電気を通す回路を作るための作業行程で、溶接などを行うエッチングに比べて費用も大幅に下げられ、また用途がとても幅広いため、工学に限らずあらゆる分野で取り入れられる技術になっているとのことです。



これは私の見解かも知れませんが、紙を扱うデザインは、時に光の加減を味方につけたくなります。


切り絵にバックライトを当てて影絵に見えるようにするやり方など、様々なクラフト作家さんが光をテーマに制作をしてきたと思います。


その中でも、この技術はとても興味深いものがありました。

実際、展示されていた方達のアイデアも、すごく共感できる部分があったり。


切り絵をスタンド状の立体にして、ライトアップっぽくしたり。
(やっぱりそこは外せないですよねー、みたいな。笑)


この銀ナノインクが印刷できるものである以上、絵を描くように自由に形を選べるところも、魅力的です。


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上の写真からは見えませんが、紙に蛍がいて、おしりの部分が光るようなデザインになってる作品がありました。
この季節にもぴったりで、なんかグッとくるものがあったり。


……… 今さらだけどオリンパス持っていけばよかった〇| ̄|_



そしてそのまま新宿へ。



制作も、終盤へと入っています。

あとはやりきるだけなのですが、これもなかなか苦しいところ。


山場を越えたあとの疲労感というのでしょうか(笑)


数ヶ月単位で一つの作品を作るということ自体が初めてなので(アイデア出しから考えれば半年………)、まさに生みの苦しみというのはこれなのかなと。

早く終わって欲しいような、終わって欲しくないような。


難しいところかな、と。笑



とりあえずは、進めるべきことを、一つ一つ。


どうか、無事に完成しますように。

人生を考える。

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先月のことになるのですが、上野で行われた「ブータン展」に行ってきました。


ブータンと言えば、2011年にワンチュク国王がご夫妻で来日されたことも、まだ記憶に新しいですね。

名前の通りにブータンの文化にちなんで、民族衣装や美術品、ブータン国の人々の暮らしについての事が奥深く展示されていました。



ハコニワさんというブログで、とても詳しく書かれています。

https://t.co/K65olJnfM1

心が穏やかになる、とても素敵な展示でした。


私が特に足を止めて長いこと眺めたのは、織物による作品でした。

ハコニワさんからのブログでも分かるように、決め細やかで、彩り豊かで。

女性の生業とするものだからなのか、大変な作業だからこそ伝わってくる、職人さんの思いとか。

そんなことを感じながら一つ一つ丁寧に見ていました。


この展示をプロデュースした松尾たいこさんも、好きなイラストレーターさんの一人なのですが、だからなのか、ブータン国の格言と挙げ方なども含めてインスパイアされる部分がすごくありました。


自分にとっての「幸せ」ってなんだろう。


この展示を見てから、そういったことをよく考えるようになりました。


というのは、やっぱり私自身も今、制作という自分のための時間ができて、それが幸せだと思えるからなんだなと。

でもそれだけではなくて、それ以外の部分で_____例えば仕事や生活水準や、自分の能力のコンプレックスで、今の自分をどう受け止めたらいいのかを、考えるようになりました。


答えはまぁ、ゆっくり自ずと見えてきて。


一つは、周りと比べない。
もう一つは、自分が幸せかどうかは、「今この場で出来ること」あるかどうか。それによって変わるということ。
そして最後の一つは、どこかで必ず助けてくれる人はいるということ。


望んだ時に、望んだ言葉や形でなくても、コツコツやってきたことは必ず誰かが見てくれています。



どうしてか今年は、そういったことを感じることが多いです。


その一方で、自分の身に起きる「良いこと」の質が上がる分、その反対がグレードアップするというこも学びました(笑)


だから、そういうときは少しだけ周りに助けを求めることも必要なんだな、と。




「幸せ」の輪郭を思い浮かべた時に、自分はなんて無力なのだろうと思います。

もっと収入があれぱ、年老いた母を養ってあげられるのにな、とか

もっと気配りができれば、周りを助けることができるのになとか。


いつも自分がいい状態でいることばかりに精一杯で、身近な人にすら安心をさせてあげられない。


だけれど多分これでも私自身、少しずつ進歩している方なんだなと、改めて思います。



一年前、2年前、それよりもっと前……私は今の健康と生活力さえ満たしていませんでした。


多分きっと、仕事で良い後輩が入ったり、悩み事を一から見直したり、色々な面でリセット期間なのかも知れません。




まぁこれを書いている現在こそ、制作からの現実逃避以外の何でもありませんが(笑)



少し休んだら、また作業に戻ります。

煩悩と行動の追いかけっこ

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少し間が空きました。
お久しぶりです(安定の挨拶)。

気づいたら8月の暦が半分以下となり、9月に入るというのに展示の手続きを何一つしていない私です。


10月。なぜか仕事でも何かと行事があったり、プライベートでも面倒な手続きがあったりで、もう頭はパンク寸前です。

現実逃避したらもう戻れないかもしれない勢いです。




あと一ヶ月後には、終わりが見えてる(はずの)作品。



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花の部分のアップ。



この道のベテランさんから見たら、とてもじゃないけど恥ずかしくて仕方ないくらいです。


まぁでも、そこは一歩一歩ということで。



こう、積み重ねていく作業というのは、どうしても合間に色んなことを考えてしまいます。


考えては手を動かして。


時には自分らしからぬ考えが思い付いたり。





とにかく今は、「全てなるようになる」ということにしようと思います(笑)